「インナーマッスルを鍛えましょう」
「アウターマッスルばかり使うとダメ」
健康や運動の世界では、このように筋肉を「インナー」と「アウター」に分けて語られることがよくあります。
でも、ちょっと待ってください。
そもそも、インナーとアウターをわざわざ分けて考える必要はあるのでしょうか?
いとう治療院でも、「インナーとアウターを別々に意識するのは難しい」「そもそも分ける必要があるの?」という疑問をいただくことがあります。
今回は、それぞれの役割を確認しながら、私たちが本来持っている「身体をうまく使うための視点」についてお話しします。
1. インナーとアウター、それぞれの役割とは?
まず前提として、インナーとアウターにはそれぞれ異なる得意分野(役割)があります。

インナーマッスル(深層筋)
関節の近くにあり、骨と骨を引き寄せて「骨格の位置を安定させる」役割を担います。家で例えるなら、土台を支える基礎のような存在です。
アウターマッスル(表層筋)
体の表面にあり、大きな力を発揮して「ダイナミックに動かす」役割を担います。こちらは、家を支える柱や壁のような存在です。
どちらが良い・悪いというわけではなく、どちらも私たちの体を支えるためには欠かせない大切な筋肉です。
2. インナーとアウターを無駄に分ける必要はない?
役割を聞くと「やっぱり両方しっかり鍛えないと!」と思いますよね。
ただ、実際の体の動きをみたときに、インナーだけが単独で動くこともなければ、アウターだけで動くこともありません。私たちは何かを持ち上げたり歩いたりするとき、自然に両方の筋肉が連動して動いています。
そのため、「ここはインナーだから鍛えなきゃ」「ここはアウターだから使わないようにしよう」と、頭の中でガチガチに切り分けて考える必要は本来ありません。
3. なぜ「分ける話」ばかりが出てくるのか?
では、なぜここまで「インナーが大事」「アウター優位はダメ」といった話がされるのでしょうか。
それは、私たちが普段の生活やトレーニングの中で、「一部の力み(緊張)に偏ってしまっている状態」が多いためです。
* 特定の場所ばかりに力が入りすぎて、全体の連動がスムーズにいかなくなっている
* 息が止まるほど力み、体のバランスが崩れている
こうした状態のとき、「もっと奥の感覚や全体のバランスを思い出しましょうね」という意味合いで、便宜上「分けて」表現されているに過ぎません。
パーツに囚われず、自然に動こう
「インナーを頑張らなきゃ」「アウターを抑えなきゃ」と難しく考える必要はありません。
大切なのは、筋肉を細かく分類することではなく、あなたの体が本来持っている連動性を引き出すことです。余計な力みを手放し、自然な呼吸とともに心地よく体を動かしていきましょう。
いとう治療院では、パーツに囚われず、あなたの体が自然に連動してラクに動けるようになるためのサポートを行っています。日々のメンテナンスに、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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