野球を愛する皆さん、こんにちは。
特に投手の皆さんは、シーズンを通して肩のケアに気を遣っていることでしょう。
「最近、肩が上がりにくい」「投球後に違和感がある」といった症状は、決して見過ごしてはいけません。
それは、長年の投球動作によって肩に起こる「ある変化」のサインかもしれません。
この記事では、最新の研究をもとに、投手の肩に何が起こっているのか、そしてそのリスクをどう避けるべきかについて解説します。
投手の肩に起こる「変化」とは?
長年の投球動作は、投手の肩に投球に適応するための特有の適応をもたらします。投球側の肩は、非投球側と比べて腕を外にひねる「外旋」の可動域が増え、反対に腕を内にひねる「内旋」の可動域が減ることが知られています。
この可動域の変化は、単に筋肉が硬くなるだけでなく、成長期に投球を繰り返すことで、上腕骨(肩から肘にかけての骨)がねじれる上腕骨の「後捻(こうねん)」という骨の適応が原因の一つです。この骨の変化によって、投球側の肩は外旋可動域が広がり、内旋可動域が狭くなります。
この骨の適応こそが、内旋可動域の減少の主な原因なのです。つまり、内旋の可動域が減るのは、必ずしも「悪いこと」ではなく、投球に適応した結果である場合が多いのです。
重要なのは「外旋可動域の制限」だった!
長らく、この「内旋可動域の低下」が肩のケガの主な原因だと考えられてきました。
しかし、近年、この考え方は大きく見直されています。
では、本当に問題となるのは何でしょうか?
それは、「外旋の可動域が十分に確保されていないこと」です。
後捻によって外旋の可動域は増加するはずですが、筋肉や関節の柔軟性が不足していると、この骨の適応を十分に活かせません。
これにより、肩の動きが制限され、肩や肘の関節に無理な負担がかかってしまいます。
研究によると、外旋可動域が制限されている投手は、肩のケガをするリスクが約2倍、手術が必要になるリスクが約4倍にもなるというデータがあります。肩の柔軟性が不足すると、肩関節への負担が増え、それが肘への負担につながり、重症なケースではトミー・ジョン手術が必要となる肘の靭帯損傷にもつながりかねません。
私たちができること:あなたの肩を「守る」ための専門的なケア
ケガを予防し、長くプレーを続けるためには、単に内旋の可動域を増やすのではなく、外旋の可動域を適切に確保することも大切です。特に、大胸筋や広背筋といった、肩の動きを制限する可能性のある筋肉の柔軟性を高めるエクササイズは非常に有効です。
当院では、投手の肩の状態を正確に評価し、一人ひとりに合ったケアプランを提供しています。単なる痛みの治療だけでなく、個々の状態に合わせた適切なストレッチやトレーニングをご提案します。
定期的なチェックと適切なケアは、最高のパフォーマンスを維持しながら、選手生命を延ばすことにつながります。
「自分の肩、このままで大丈夫かな?」
「肩の柔軟性をどう保てばいいか分からない」
そんな不安を抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
私たちは、あなたがケガに悩まされることなく、長く野球を楽しめるよう、全力でサポートします。
福山市神辺町で整体院・鍼灸院・パーソナルトレーニングをお探しの方、肩こり、腰痛、膝痛、産前産後ケア(骨盤矯正)、スポーツ障害(野球肘、野球肩、オスグッド)などにお悩みの方は【いとう治療院】へぜひお気軽にご相談ください。
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