子どもの筋力トレーニング、本当に「悪」なの? 根拠のない「都市伝説」を再検証!|福山市神辺町 いとう治療院

「筋トレをすると背が伸びなくなる」「ムダな筋肉がついてしまう」

子どもの筋力トレーニング(以下、筋トレ)について、いまだにこうした「都市伝説」のような誤解や不安を持つ方がいるかもしれません。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
専門家や知識を持った指導者のもとで行われる筋力トレーニングは、決して怖いものではありません。むしろ、子どもの成長にとって重要な「準備」となるはずです。

Q. 自重トレーニングなら「安全」で、ウェイトトレーニングは「危険」

よく「腕立て伏せや手押し車なら、自分の体重だからOK」という意見を聞きます。
確かに自重トレーニングは手軽ですが、ここで考えてみてほしいのです。
「腕立て伏せ」は、体重の何パーセントの負荷がかかっているかご存知ですか?
実は、やり方によっては自分の体重の半分以上の負荷(約60%)が、肩や肘、手首などの関節にかかっています。
一方で、専門の指導者が教えるウェイトトレーニング(軽いダンベルなどを使うトレーニング)は、「5kgのダンベル」のように負荷が明確です。
「自分の体重の60%以上の負荷がかかっている腕立て伏せ」と、「負荷をコントロールしやすい軽いおもりを使ったトレーニング」。
本当に負荷が少なく、安全性が高いのはどちらでしょうか?
負荷が明確で、子どもの成長に合わせて調整しやすい方法を選ぶことも、安全なトレーニングの第一歩です。

Q. いきなり重いものを持ち上げるの?

もちろん、そんなことはありません!
筋トレを導入する際も、ステップがあります。
まず、いきなり重いものを持たせるのではなく、自分の身体(体重)を思い通りにコントロールできることが基本です。
正しい姿勢で、関節に負担なく動けること。これができて初めて、次のステップへと進みます。
専門の指導者は、子どもの成長度や体力に合わせて、身長に悪影響を与えるほどの大きな負荷をかけるようなことはしません。

Q. ムキムキになるのでは?

特に思春期前のお子さんの場合、ホルモンの関係で大人のように「ムキムキ」になるのは非常に難しいです。
「ムキムキの体」は、大人であっても、並大抵ではない食事管理とハードなトレーニングを長期間継続して、初めて手に入るものです。通常のトレーニングで「無駄な筋肉」がついてしまう心配はほとんどありません。
思春期前は、まさに「身体を上手に使うことを学習するトレーニング段階」と捉えることができます。

経験「させない」リスクにも目を向けて!

筋力トレーニングは、スポーツにおけるパフォーマンス向上はもちろん、「ケガの予防」という観点からも重要です。
部活動や競技スポーツで経験するであろう、急な方向転換、ジャンプの着地、接触による衝撃など、様々なパワーに耐えられる身体を「準備」しておくことは、その後のスポーツ人生を豊かにする土台になります。
子どもの成長期は、こうした準備に最適な時期です。
「筋トレを経験させる」ことによるリスクにばかり注目するのではなく、「適切なトレーニングを経験させない」ことで、将来的にケガをしやすくなる、スポーツの可能性を狭めてしまうといったリスクにも、目を向けてみませんか?
正しい知識と指導のもとで行う筋力トレーニングは、子どもの「スポーツへのより良い準備」であり、「生涯を通じて健康でいるための学習」となるはずです。


福山市神辺町で整体院・鍼灸院・パーソナルトレーニングをお探しの方、肩こり、腰痛、膝痛、産前産後ケア(骨盤矯正)、スポーツ障害(野球肘、野球肩、オスグッド)などにお悩みの方は【いとう治療院】へぜひお気軽にご相談ください。

野球肩・肘予防について
スポーツ障害について
トレーニングや体づくりについて
子どものスポーツと健康について
施術やセルフケアなど健康情報について
患者様の声一覧
いとう治療院からのお知らせ

“笑顔で輝ける人生に”
鍼灸/整体/スポーツコンディショニング
いとう治療院
広島県福山市神辺町川南3235-2
TEL:084-966-3820
LINE:https://page.line.me/ugq1261h
(LINE予約が便利です)

関連記事

  1. 腕立て伏せ

  2. 脂肪は筋肉に変わる?誤解を解き明かす!効果的な体づくりの真実

  3. 「私、運動神経ないから…」って、実は思い込みかも!?

  4. 自宅でトレーニング【プッシュアップ(腕立て伏せ)➀】

  5. 何が不足していて何が必要か⁇~パフォーマンスピラミッドVol.4(最終回)~

  6. 姿勢や運動能力の向上などに効果的な股関節トレーニング(腸腰筋ver)