腰痛・肩こりの意外な原因は・・・?? VOL.1

腰痛や肩こりといった慢性的な痛みの背景には、身体的な問題や、ストレスなどの精神的、仕事環境などの社会的な問題などが広く関わるとされています。
そこで、今回は身体的な問題から腰痛、肩こりの原因を紐解いていきます。

関節の働きは大きく分けると2種類に分類されます。
モビリティ関節(動かす役割)・・・肩、胸椎、股関節、足首
スタビリティ関節(安定させる役割)・・・首、腰椎、ヒザ、肘

 

 

 

 

 

このように2種類の関節は交互に構成されています。
このモビリティ関節(動かす役割)が動きにくくなると、スタビリティ関節(安定させる役割)に負担がかかりコリや痛み、変形の原因となります。
デスクワークなど同じ姿勢でいる時間が長かったり運動不足だったりすると、胸椎と股関節の本来ならばモビリティ関節(動かす役割)が次第に動きが悪くなってしまいます。これらの関節が上手く動かないことで、何か動作する時に代わりにスタビリティ関節(安定させる役割)の首や腰を動かそうとしてしまい、痛みが生じてしまう可能性があります。

これらのことを考えると痛くなる首」「腰」は、そこに原因があるのではなく、隣接する関節に問題がありそうということが考えられます。つまり、「患部は被害者」であり、注目すべきは「隣接する関節」になります。


例えば、洗濯物を干す際に腕を上げた時、胸椎が伸展(背中を反る)出来なければ、肩甲骨は前に倒れた状態となるので(前傾)、腕を上げるスペースが肩関節に出来ず、腕は上がりません。そこで、肩の動きを補う為に腰を反って腕を上げようとします。このように、本来は腰が動く必要のない動作でも、周りの関節の動きが不十分な場合、腰を動かさざるを得ない状況となります。
その結果、この腰への負荷が日々積み重なり腰痛の原因となります。

腰痛や肩こりなど、身体に痛みがある方のほとんどが、モビリティ関節(動かす役割)とスタビリティ関節(安定させる役割)の順番が、どこかで崩れてしまっています。
少し難しかったかもしれませんが、それぞれの関節がその役割をきちんと果たすことが出来れば、身体の質は確実に上がってくるという事です!

VOL.2では、腰痛や肩こりに効果的なモビリティとスタビリティを意識したケア方法をご紹介していきます。

 

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