暑くなってきてビールがおいしい季節となりましたね。しかし、日々の忙しさの中で、ついついお酒を飲みすぎてしまう…そんな経験はありませんか?そして、翌朝、首の痛みや肩のこりに悩まされることはありませんか?もしかしたら、その首の痛み、お酒の飲みすぎが原因かもしれません。今回は、肝臓と首の痛みの意外な関係について、詳しくお話ししていきます。
肝臓と首の痛みの、まさかの繋がり!?
「肝臓と首に何の関係があるの?」そう思われた方もいるかもしれません。実は、この二つには深いつながりがあるのです。
私たちの体の中には、たくさんの臓器が複雑に絡み合って働いています。肝臓は、体にとって非常に重要な臓器で、アルコールの分解をはじめ、栄養の代謝や解毒など、様々な役割を担っています。
肝臓の表面は、「グリソン鞘(しょう)」と呼ばれる薄い結合組織で覆われています。このグリソン鞘には、肝臓を保護するだけでなく、様々な神経が通っています。特に注目したいのが、「横隔神経(おうかくしんけい)」という神経です。
横隔神経が首の痛みを引き起こす!?
横隔神経は、その名の通り、呼吸に重要な筋肉である横隔膜を支配している神経です。しかし、この横隔神経、実は首のあたりから出て、胸やお腹の方へと伸びています。
お酒を飲みすぎると、肝臓には大きな負担がかかります。肝臓が疲れて腫れてしまうと、肝臓を覆っているグリソン鞘も一緒に引っ張られてしまいます。そして、このグリソン鞘に負担がかかることで、すぐ近くを通る横隔神経も刺激されてしまうことがあるのです。
横隔神経が刺激されると、その刺激が神経を伝わって、関連する部位に痛みを引き起こすことがあります。横隔神経は首の神経ともつながっているため、肝臓への負担が、結果として首の痛みや肩のこりとして感じられることがあるのです。
「首が痛いからと揉んでも治らない」その原因は…
普段、首が痛いと、つい首を揉んだり、ストレッチをしたりしますよね。もちろん、それらも大切ですが、もしその首の痛みが飲酒による肝臓の疲れから来ているとしたら、いくら首を揉んでも根本的な解決にはなりません。
「なんだか最近、首が痛いな…」「特に思い当たる原因がないのに首が凝る…」と感じる方は、ご自身の飲酒習慣を一度見直してみてはいかがでしょうか。
首の痛みを和らげるための対策
肝臓の負担が原因で首の痛みが生じている場合、症状を和らげるためには以下の対策を試してみましょう。
* 飲酒量の見直し: まずは、肝臓を休ませることが最優先です。飲酒の頻度や量を減らし、休肝日を設けるようにしましょう。
* 規則正しい生活: 十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は、肝臓の健康をサポートし、体全体の調子を整えます。
* 専門家への相談: 痛みが続く場合は、医療機関を受診しましょう。肝臓の状態を診てもらうために内科へ、首の症状を診てもらうために整形外科へ相談することが大切です。
* 代替医療の活用: 鍼灸や整体も、首の痛みの緩和に役立つことがあります。凝り固まった筋肉を緩めたり、全身の血行を促進したりすることで、痛みを和らげる効果が期待できます。ただし、これらの施術はあくまで対症療法であり、飲酒量の見直しが根本的な解決策であることを忘れないでください。
首の痛みは、日々の生活の質を大きく下げるものです。まさか飲酒が原因で首の痛みが起こるとは思わなかった、という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私たちの体はすべてつながっています。
もし、あなたが日常的に飲酒し、かつ首の痛みに悩んでいるのであれば、一度立ち止まって、ご自身の生活習慣を見直してみてください。肝臓を労わり、健康的な生活を送ることで、首の痛みだけでなく、体全体の調子が良くなることを実感できるはずです。
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