日々の座り方が腰痛・肩こりの原因?ドッスン座りのリスクと対策

【ドッスン座り】、簡単に言うと勢いよく座る行為は、日常生活でよく見かけるものです。しかし、この座り方が健康に与える影響は意外と見過ごされがちです。今回は、ドッスン座りが健康に及ぼす影響について。

「ドッスン座り」とは、その名の通り椅子などに座る際に、ドスンっと勢いよく座る動作であり、多くの人が無意識のうちに行っています。しかし、この座り方は、高齢者や身体に不調を抱えている人にとっては、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。問題として、勢いよく座ることで脊柱に大きな圧力がかかり、脊柱圧迫骨折のリスクを高めるため、特に高齢者には推奨されません。また、ドスンと座る事で不適切な姿勢になりやすくなり、そこから長時間の同一姿勢が続くと腰痛や肩こりの原因となっていきます。この座り方は体幹や下肢の筋力低下が原因で起こることが多く、適切な筋力とバランスを保つためには、ゆっくりとした動作で座ることが重要です。

機能的な問題として、
・下肢の機能低下
座る動作は、足裏からお尻へ重心を移動させることになります。ドッスン座りをすると、下肢の筋力や可動域が十分でないことが露呈され、特に足関節や股関節などがうまく機能していないことが原因であることが多いです。
・体幹の機能低下
体幹の筋力が低下していると、重心をコントロールすることが難しくなり、ドッスン座りにつながります。特に骨盤や脊柱に関わる筋肉(例えば多裂筋や最長筋の機能低下)が影響しています。
があります。

適切な座り方を身につけることは、体への影響を減らすためにとても重要です。り方の改善として以下のステップを参考にしてください。
➀椅子に近づく: 足を肩幅に広げ、椅子(座面)が膝裏に触れる程度まで近づきます。
➁ゆっくり座る: お尻から座面に向かって(スクワットの動作)ゆっくりとしゃがみ、椅子に座ります。
        ※座って行く際に、上半身を前に傾ける(お辞儀する)ことで、後方に倒れることなく座ることができます。

 

ドッスン座りは、一見すると単なる日常の動作の一つに過ぎませんが、実は多くの健康に悪影響を及ぼす可能性があり、肩こりや腰痛を引き起こす原因の一つにもなります。そのため、日常生活での座り方に注意を払い、正しい姿勢を心がけることが重要です。また、ストレッチや適度な運動を取り入れることで、これらの症状の予防にもつながります。

皆さん、健康な生活を送るためにも、日々の動作に気を配っていきましょうね。

 

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