子どものトレーニングについてVol.3(中学生)

今回は、中学生のトレーニングについてご紹介します

この時期は、カラダが大きくなったり、運動の強度も上がります。例えば、ランニング動作に対してダッシュ(全力疾走)しているときには地面から体重の4倍以上の力を受けていると言われています。サッカー、バレーボールなどの球技であれば、全力疾走、ジャンプ、切り返しの動作などをゲーム中にたくさん行いますので、身体には地面から体重の数倍の力を受け続けていることが考えられます。
この時期のトレーニングは、競技に耐える自分のカラダを支えケガを予防するなどの面でとても重要となってきます。

③〈中学生〉
中学生は、身長や体重が急成長する時期でもあり、筋トレの頻度や強度などの負荷設定をするときは個人の運動能力や体格、男女の差を考慮することが大切になります。個人差が大きくなる時期なので、その子に合わせたサポートが大切になります。
運動の強度も上げていくことができますが、この段階では無理に高重量にする必要はなく、正確な動作で少しずつ適切な負荷をかけいくのがベターです。(個人差が大きいので状態を見ながら。)
骨格の急激な変化によって今までできていた技術や感覚にズレが生じ、思うようにカラダを動かせなくなったり、パフォーマンスが発揮出来にくくなったりもします。(クラムジーと呼ばれます。)ついつい練習不足、トレーニング不足と考えがちになりますが、時間が経過するにつれ、身体の成長に感覚が追いついてきますので、必要以上に負荷をかけないよう気をつけていきましょう。

トレーニングは正しく行うことで子どもの成長を助け、スポーツパフォーマンスの向上に役立ちます。
成長時期に合わせたトレーニングが行えるようメニューを組み立てていきましょう。

 

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