足や膝などの痛み ~足裏のアーチ~ VOL.1

足や膝などの様々なトラブルの原因の1つに【足裏のアーチの崩れ】があります。
例えば、足底腱膜炎や扁平足、O脚など。

足裏アーチとは、足の裏にある3本の弓状のアーチのことで内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つがあります。

足裏のアーチの特徴としては、足の安定性と衝撃吸収に関係する【トラス機構】と【ウィンドラス機構】があります。
【トラス機構】・・・衝撃を吸収
足の裏の腱や筋肉がアーチを作って、足が地面につくときの衝撃を吸収する機能です。
これにより、足が柔らかく地面に着地して、身体にかかる負担を減らします。

【ウィンドラス機構】・・・衝撃を吸収し安定
足の安定性を高める役割があり、歩行時に地面を足先で蹴る時に働きます。足の指が上に曲がると、足の裏にある足底腱膜という腱が伸びて、足のアーチを上げます。足のアーチが上がると、地面に対して安定します。また、衝撃を吸収しやすい状態にもなります。

このような構造を持つ足裏のアーチは、以下のような重要な役割を果たしています。

衝撃の吸収(クッション)
足や腰への負担の軽減。
歩くときにかかる衝撃は体重の5~6倍にもなりますが、足裏のアーチにより衝撃を緩和してくれます。

血管と神経の保護
体重による圧迫の神経や血管の保護。
足裏にも血管や神経が張り巡らされていますが、これらが体重で圧迫され続けると感覚が鈍くなったり、足が痺れたりする可能性があります。

歩くときの推進力
歩くときのバネの役割。効率よく歩くことができます。
もしアーチ構造が十分に働かないと、足の親指に負担が強くかかることで、外反母趾や巻き爪など変形の原因となります。

このように、足裏のアーチが崩れることで、足や膝などのトラブルをはじめ身体全体の健康や快適さに大きく影響します。
足裏のアーチの崩れは、遺伝的な要因や、加齢、体重の増減、運動不足、靴のサイズや形などによって引き起こされます🦶🦵
運動やストレッチで筋力を鍛えたりすることで、足裏のアーチを保つことがおすすめです。

次回vol.2にて、【足裏のアーチの崩れ】に対する改善方法をご紹介します💪

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