腰痛と密接に関わる「リブフレア」の理解と改善法
腰痛は、多くの人が驚く身体的な不快感の一つです。その原因は、筋肉や靭帯の炎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腎臓結石など多岐にわたりますが、中にはあまり知られていない原因もあります。その一つが、「リブフレア」と呼ばれる肋骨の状態です。
リブフレアとは?
肋骨フレアとは、肋骨が外旋し、左右に広がることで肋骨下角が90度以上開いた状態を差します。この状態になると、以下のような身体の不調や姿勢の問題が生じる可能性があります。
- 呼吸機能の低下(横隔膜の働きの低下)
- 悪い姿勢(反り腰、猫背、スウェーバック)
- 腰痛や膝痛
特に腰痛とは深い関係があり、リブが考察すると以下のメカニズムが腰痛の原因になることがわかっています。
リブフレアが腰に与える影響
- 腹圧の低下
横隔膜の動きが悪くなり、腹圧が低下する。腹圧は腰椎を安定させる重要な要素です。腹圧が低下すると、腰椎に過剰な負担がかかり、腰痛の原因になります。 - 胸椎の過剰な伸展
肋骨が開いたままになると、胸椎が伸展しすぎる。胸椎が伸展しすぎると、腰椎も反りすぎる傾向になります。これは反り腰と呼ばれる姿勢で、腰椎に圧力がかかり、腰痛の原因になります。 - 体幹筋群の機能低下
肋骨が開いたままになると、腹斜筋や腹横筋などの体幹の筋肉が機能しなくなる。体幹の筋肉は腰椎を支える役割があります。体幹の筋肉が機能しなくなると、腰椎に過剰な負担がかかり、腰痛の原因になります。
リブフレア改善に効果的なアプローチ:ドローイン
リブフレアを改善し、腰痛を予防するためのエクササイズとして「ドローイン」が挙げられます。ドローインは、腹筋を意識的に引き締めることで腹圧を高め、体幹の安定性を向上させるトレーニングです。
ドローインのやり方
- 仰向けになり、膝を立てる。
- 腹式呼吸で鼻から息を吸い(3秒)、口からゆっくり吐き(5秒)ながらお腹をへこませていきます。
- 息を吐ききってこれ以上はお腹がへこまないというところまでいったら、へこんだ状態をキープ。キープ時は息を止めず通常通り呼吸をする。
- 10~15秒たったらゆっくり息を吸いながら元に戻し、2→4を繰り返す。
(回数)
10~15秒キープ×3~5回
※今後、ドローインだけではリブフレアや腰痛の根本的な解決には至りません。胸椎の柔軟性向上や腹筋の強化、呼吸法改善などを併せて行うことが重要です。
リブフレア改善のメリット
リブフレアを改善することで、腰痛の緩和だけでなく、呼吸の質向上や姿勢の改善、さらには全身の健康状態の向上につながります。 ぜひ日々の生活に取り入れて、快適な身体作りを目指しましょうしょう。
当院でのリブフレアへのアプローチ
リブフレアの改善には、施術だけでなく、ご自身による日常生活で取り組むセルフケアが重要となります。
当院では、患者様ごとの状態に合わせて施術計画を立て、それぞれに適したアプローチを行って参ります。
また、リブフレアの原因や影響は人それぞれ異なりますので、患者様に適したリブフレアの改善や予防のためのアドバイス・指導を行っております。
最近では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用が原因となってしまっている方が増えております。
症状がひどくなる前に早めにご相談くださいませ。
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