野球、サッカー、バレーボールなどのスポーツやダンスなどの現場で「もっと力を抜いて!」と言われたことはありませんか?
自分では脱力しているつもりなのに、どうしても「まだ力んでいる」と指摘されてしまう。
実は、施術やトレーニングの現場でも、『力を抜いて』と言われて余計にガチガチになってしまう方を多く見かけます。
ここには、多くの方が陥りがちな「大きな勘違い」が隠されています。
今回は、脱力の本当の意味と、無駄な力をきれいに抜くためのステップを分かりやすく解説します!
① 「力まない」=「力をゼロにする」ではない
まず、最も大切な前提があります。
✖ 力まないために、完全にダランと力を抜く
◯ 必要最小限の力だけを使い、残りはリラックスする
人間は、ある程度の力を入れなければ立つことも姿勢を保つこともできません。つまり、「力を使うこと」自体は決して悪いことではないのです。
本当に問題なのは、力を入れることではなく、「必要以上に体を固め続けてしまうこと」にあります。
上手な人の体には、常に動かせる「余裕(余白)」があります。一方で、力んでいる人は筋肉をずーっとロック(固定)してしまっているため、動きが重くなってしまうのです。
② 無意識に固まりやすい「3つのポイント」
自分がどこを固めてしまっているのか、まずは次の3つの場所をチェックしてみましょう。
1.「呼吸」が止まっている
力が入る瞬間、無意識に息を止めていませんか?呼吸が止まると、首・肩・みぞおちの周りが一気にガチガチに固まってしまいます。
2.「首と肩」を上げ続けている
「力強く動こう」「しっかりやろう」と構えすぎる人に多い状態です。大切なのは、肩を常に下げることではなく、「上げっぱなしにしない(必要なときだけ使い、すぐ戻す)」という切り替えです。
3.力の入れ方が「100か0」になっている
動きがギクシャクしてしまう人は、常に100%のフルパワーで体を固めがちです。20%、50%、80%と、場面に合わせてボリュームのようにつまみを調整できるようになると、動きにしなやかさが生まれます。
③ 動きが劇的に変わる「脱力チェックテスト」
動く前に、まずは自分の体が「いつでも動ける状態」になっているか、次の5つを試してみてください。
1. 軽くリラックスして立つ
2. 顎(噛み締め)をゆるめる
3. フーーッと息を吐き、止めないようにする
4. 肩をストンと落とし、軽く揺らしてみる
5. 「全部の筋肉を頑張らせない」と心に決める
この状態で少し体を動かしてみてください。いつもより動かしやすいと感じるなら、これまでは「必要のない力」まで使って体をロックしていた証拠です。
💡 「力を抜け」ではなく「無駄を削れ」
「力まない」とは、フニャフニャに弱くなることではありません。
「必要のない無駄な力を減らし、必要な瞬間に、必要な場所へスッと力を通せる状態」のことです。
「力を抜かなきゃ!」と焦る必要はありません。「今、使わなくていい場所はどこかな?」と宝探しをするような感覚で、体の中の無駄なロックをひとつずつ解除していきましょう。これだけで、驚くほど体が軽く動くようになりますよ。
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