鍼灸はうつ病に効果がある?根拠とメカニズムを解説
「最近気分が落ち込みやすい」「何をやっても楽しくない」
もしかしたら、それはうつ病のサインかもしれません。うつ病は、気分障害の一種であり、日本では約15人に1人が経験すると言われています。うつ病になると、気分の落ち込みや意欲の低下だけでなく、睡眠障害や食欲不振、集中力低下など、様々な症状が現れます。
うつ病の治療法としては、薬物療法やカウンセリングなどが一般的ですが、近年では鍼灸治療も注目されています。
「鍼灸って、肩こりとか腰痛に効くイメージだけど、うつ病にも効果があるの?」
そう思う方もいるかもしれません。
実は、鍼灸治療はうつ病にも効果があることが、研究によって明らかになってきています。
鍼灸治療がうつ病に効果的な理由
鍼灸治療がうつ病に効果的な理由としては、以下の3つのメカニズムが考えられます。
1. 神経伝達物質の調整
うつ病の原因の一つとして、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れが挙げられます。
鍼灸治療は、神経伝達物質の分泌を調整する効果があることが研究によって示されています。特に、セロトニンやドーパミンといった、気分の高まりや幸福感に関わる神経伝達物質の分泌を促す効果が期待できます。
2. 自律神経の調整
うつ病になると、自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位になりやすい状態が続きます。交感神経が優位になると、心身が緊張し、リラックスできなくなります。
鍼灸治療は、自律神経のバランスを整え、副交感神経を優位にする効果があります。副交感神経が優位になると、心身がリラックスし、ストレスを軽減することができます。
3. 血流の改善
うつ病になると、脳の血流が低下することがあります。脳の血流が低下すると、脳の機能が低下し、うつ病の症状が悪化する可能性があります。
鍼灸治療は、血流を改善する効果があります。血流が改善すると、脳に酸素や栄養が供給されやすくなり、脳の機能を活性化することができます。
鍼灸治療に関する研究データ
鍼灸治療がうつ病に効果的であることは、様々な研究によっても示されています。ある研究では、うつ病患者に対して鍼灸治療を行ったところ、症状が改善したという結果が出ています。また、別の研究では、鍼灸治療と薬物療法を併用したところ、薬物療法単独で行うよりも高い効果が得られたという結果が出ています。
これらの研究結果から、鍼灸治療はうつ病の治療法の一つとして、有効である可能性が高いと言えます。
鍼灸治療を受ける際の注意点
鍼灸治療を受ける際には、以下の点に注意しましょう。
・鍼灸師の資格
鍼灸治療は、国家資格を持った鍼灸師によって行われます。必ず、資格を持った鍼灸師の施術を受けましょう。
・治療計画
鍼灸治療を受ける前に、鍼灸師と相談し、治療計画を立てましょう。症状や体質に合わせて、適切な治療法や回数を決めることが大切です。
まとめ
鍼灸治療は、うつ病の症状を改善する効果が期待できる治療法です。薬物療法やカウンセリングと併用することで、より高い効果が得られる可能性もあります。
※この記事は、うつ病の治療法の一つとして鍼灸治療を紹介するものであり、特定の治療法を推奨するものではありません。
うつ病の治療は、専門家の指導のもとで行うことが大切です。
「うつ病かも」と思ったら、まずは専門機関に相談し、適切な治療法を選択しましょう。
鍼灸治療も、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
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