こんにちは！
今回は、特に成長期のお子さんやスポーツを頑張る学生さんに知ってほしい「腰椎分離症（ようついぶんりしょう）」について解説します。
「腰が痛いな…」「体を反らせると痛む…」もしそれがスポーツ中に起こるなら、もしかしたら腰椎分離症かもしれません。早期発見と適切なケアで、痛みを長引かせず、大好きなスポーツに復帰できるよう、一緒に学びましょう！
腰椎分離症って、どんなケガ？
腰椎分離症は、腰の骨（腰椎）の後ろの部分（関節間部、椎弓(ついきゅう)）に、繰り返しの負担がかかることで起こる疲労骨折です。骨がまだ柔らかい成長期に、スポーツなどで腰に繰り返しストレスがかかることで発症しやすいのが特徴です。
特に、以下のような動作で痛みが強くなることが多いです。
* 体を後ろに反らす（後屈）動作（野球の投球、バレーボールのスパイクなど）
* 体をひねる（回旋）動作（サッカーのキック、ゴルフのスイングなど）
* 長時間立っている、座っている時
* 運動中や運動後に痛みが強くなる
「安静にしていれば大丈夫」と痛みを我慢してスポーツを続けると、悪化したり治りにくくなったりすることがあります。少しでも「あれ？」と感じたら、早めに整形外科を受診しましょう。
なぜスポーツ選手に多いの？根本原因は体の使い方
腰椎分離症の最大の原因は、腰椎への繰り返しの過剰な負担です。当院で多くの成長期アスリートの腰椎分離症と向き合ってきた経験から言えるのは、特に胸椎（背骨）や股関節の動きが悪いと、その動きを補おうとして腰椎が不必要に大きく動いてしまい、疲労骨折につながります。その他、不適切なフォームや急激な練習量・強度の増加などもリスクを高めます。
診断と治療、そして「いとう治療院」でのサポート
「もしかして？」と感じたら、まずは整形外科を受診し、レントゲンやMRIなどで詳しく骨の状態を調べましょう。
治療は基本的に保存療法が中心で、スポーツ活動の一時休止と、痛みが軽減してからのリハビリテーションが重要です。早期に適切な治療を始めれば、骨がくっつく可能性が高まります。
「いとう治療院」では、医療機関での治療と並行して、以下のサポートを提供しています。
* 丁寧なカウンセリングと評価：
お一人おひとりの状態を詳しく伺い、根本原因を探ります。
* 整体・鍼灸・カッピングなど徒手療法よるアプローチ：
腰だけでなく、腰に負担をかけている股関節や胸椎などの可動域改善、筋肉の緊張緩和を行い、身体全体のバランスを整えます。
* 機能的な体幹トレーニング指導：
単に筋肉を鍛えるだけでなく、体幹を安定させ、スポーツ動作に活かせる機能的な体の使い方を指導します。
* 正しい体の使い方・フォーム指導：
スポーツ動作を見直し、腰への負担を軽減しつつパフォーマンス向上をサポートします。
* 段階的なスポーツ復帰プログラム：
無理なく安全にスポーツ復帰できるようサポートします。
* セルフケア指導：
ご自宅でできるストレッチやエクササイズなどをアドバイスします。
単に痛みを和らげるだけでなく、根本原因を改善し、患者様が安心してスポーツを続けられるよう全力でサポートします。
予防が何よりも大切！
腰椎分離症は、適切な予防でリスクを下げられます。
* 正しいフォームの習得
* 体幹の安定性を高めるトレーニング
* 股関節・胸椎の柔軟性向上
* 練習量の管理と十分な休養・栄養
もし、お子様やご自身が腰の痛みで悩んでいる、スポーツに復帰したいけれど不安があるという方は、ぜひ一度、福山市神辺町の【いとう治療院】にご相談ください。専門知識と経験に基づいた治療計画で、スポーツ復帰まで全力でサポートさせていただきます。痛みを我慢せず、一緒に健康な体を取り戻し、大好きなスポーツを思い切り楽しみましょう！
▼腰椎分離症の原因となる胸椎や股関節の動き、そしてジョイント・バイ・ジョイント理論については、こちらの記事もご参照ください。
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