「筋トレ不要論」は鵜呑みにしないで。部活生・ジュニア選手が知るべき「正しい身体の作り方」|福山市神辺町 いとう治療院

「部活で筋トレは本当に必要なの?」

「プロのあの選手は筋トレしてないって言ってたけど…」

野球、バレーボール、陸上など、日々の練習に励む部活生やジュニア選手、そしてそれを支える保護者の方にとって、トレーニングに関する情報は悩みの種になりがちです。特に最近は「筋トレ不要論」を耳にすることも多いですが、それをそのまま自分に当てはめるのは、少し立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。

この記事では、なぜ「筋トレ不要」と言われることがあるのか、そして部活生が今のパフォーマンスを伸ばすためにどうトレーニングと向き合うべきかをお伝えします。

 1. プロの「筋トレ不要論」を正しく読み解こう

メディアで見かける「筋トレはほとんどしていない」というトップアスリートの言葉。これを聞いて、「それなら自分も筋トレは不要だ」と安易に考えてしまうのは、少しもったいないかもしれません。その発言の裏側には、一般の部活生やジュニア選手とは違う、理由があるからです。
まず知っておいてほしいのは、プロの世界であっても「筋トレを一切せずに活躍し続ける選手」は、珍しいケースだということです。
彼らが「筋トレ不要」と言えるのには、大きく分けて3つの理由があります。

①競技の動きが、そのままトレーニングになっている
幼少期からの積み重ねで、必要な筋肉や効率的な体の使い方がすでに完成しており、日々の練習だけで高いパフォーマンスを維持できています。
➁独自のケア・補強を行っている
「何もしない」のではなく、自分に最も適した方法を熟知しており、独自の補強運動やケアで身体を整えています。
③自分の体をコントロールできている
プロは自分の体がどんな状態かを誰よりも理解しています。だからこそ、今の自分に何が必要で、何が不要かを自分で選べるのです。

まだ成長の途中で、これから自分の可能性を広げようとしているジュニア選手や部活生が、こうした「特別なトップ選手」のやり方をそのまま真似するのは、少し慎重になったほうがいいかもしれません。もちろん、部活での練習はとても大切です。でも、ただ練習を頑張るだけでは、ある時点で「体の体力、パワー不足」という壁にぶつかることがあります。
トップ選手の言葉をそのまま真似して「自分には筋トレなんて必要ない」と決めつけてしまうのではなく、「もっと上手くなるために、今の練習に何をプラスしたらいいかな?」と、自分の成長のための選択肢を広げてみてください。
筋トレは、あなたの練習の邪魔をするものではなく、むしろ練習の成果をぐんと伸ばすための「プラスの道具」として活用できるはずです。

 2. 競技別:なぜ筋トレが「強み」になるのか

筋トレは「筋肉を大きくするため」だけではありません。「自分の身体を理想通りに操るためのツール」です。

野球:
単に筋肉を大きくするのではなく、軸足の安定や、下半身から上半身へ力を伝える連動性を高めることで、球速や打球の飛距離が劇的に変わります。
バレーボール:
ジャンプ力向上はもちろん、着地時の衝撃を吸収する筋力は、膝や足首の怪我を防ぐために必須です。
陸上:
スタートダッシュの爆発力や、後半のフォーム崩れを防ぐ持久力は、個別の筋力アプローチによって、より速く、より力強い走りを生み出します。

 3. ジュニア・部活生と保護者へ:安全で効率的な取り組み方

「筋トレをすると背が伸びなくなるのでは?」という不安はもっともです。
しかし、適切な強度で行う筋トレが成長を妨げるという科学的な根拠はありません。 むしろ、成長期に合わせた正しい知識があれば、身体を守る強い味方になります。

① 目的を「怪我予防・動きの改善」にする
「ムキムキになること」ではなく、怪我をしない強い身体作りや、競技動作の質を高めることをゴールにしましょう。
② 「自重」から始める
成長期には、いきなり重いバーベルは不要です。まずは自分の体重を負荷にする「自重トレーニング」から始め、身体を正しくコントロールする感覚を養いましょう。
③ 「正しいフォーム」を習得する
YouTubeなどの断片的な情報だけで自己流で行うのは危険です。指導者や専門家に「正しいやり方」を教わる時間を必ず作ってください。質を高めることこそが、最短の成長ルートです。

可能性を自分で狭めないで

今の記録が伸び悩んでいたり、試合で体格差を感じたりしているなら、それは「筋トレという新しい可能性」を試すタイミングかもしれません。
「筋トレをする・しない」の二元論で悩む必要はありません。大切なのは、「自分というアスリートの可能性を最大化するために、何が必要か?」と考えることが、成長への第一歩です。
筋トレは、皆さんの「もっと上手くなりたい」「勝ちたい」という情熱を支える、強力な武器になります。まずは小さな一歩から、自分に合ったトレーニングを活用してみませんか?


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