デスクワークによる(肩コリ)の救世主は【呼吸】Vol.1

 あなたの肩こり、もしかして「呼吸」が原因かも?

私たちは一日におよそ20,000回もの呼吸を無意識に行っています。
この大切な呼吸には、「胸式呼吸」「腹式呼吸」の2種類があり、普段はこの二つをバランスよく使いこなしています。

正常な呼吸には、「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉が非常に重要です。横隔膜が適切に上下運動することで肺が効率よく膨らみ、少ない力で深い呼吸ができます。さらに、肋骨周りの筋肉も呼吸をサポートし、スムーズな呼吸を可能にしています。

しかし、現代社会では
・長時間のデスクワーク
・猫背姿勢
・スマートフォンを長時間見る習慣

これらの要因で背骨や肋骨が硬くなり、本来働くべき横隔膜の動きが制限されてしまう方が非常に多いのです。

呼吸が浅くなると、体にどんな悪影響が?

横隔膜がうまく働かなくなると、どうなるでしょうか?
体が「呼吸が足りない!」と感じ、首や肩周りの筋肉(呼吸補助筋)が代償的に働き始めます。これらの筋肉は、本来であれば呼吸の補助的な役割ですが、常に使いすぎると疲労が蓄積し、やがて慢性的な肩こりや首の痛みへと繋がります。

さらに、呼吸が浅く、回数が増えてしまうことで、以下のような悪循環に陥ります。
・胸郭(肋骨で囲まれた部分)の動きが硬くなる
・「ちゃんと息を吸えていない感じがする」といった息苦しさ
・全身の血行不良や自律神経の乱れ

「肩や首が凝る」「呼吸が浅い気がする」といった症状は、実は密接に関連しているのです。この状態では、どれだけ肩を揉んでも一時的な効果しか得られないことが少なくありません。

 諦めないで!「深い呼吸」があなたの救世主になる可能性

ご安心ください。浅く速くなっている呼吸を、意識的に「深く、ゆっくり」行うことで、あなたの体に変化をもたらすことができます。

深い呼吸を意識することは、単に酸素を多く取り込むだけではありません。
・硬くなった胸郭や肋骨の柔軟性を取り戻すサポート
・肩や首周りの筋肉の緊張を和らげる
・自律神経のバランスを整え、リラックス効果を高める

このように、整体で背骨や肋骨、首・肩周りの筋肉を緩めることも重要ですが、ご自身で【深い呼吸】を意識することも同じくらい大切なのです。適切な呼吸を意識することで、体も心もリフレッシュし、つらいデスクワークの肩こりから解放される日も遠くありません。

次回のブログVol.2では、ご自宅で簡単に実践できる「具体的な呼吸方法」を、続くVol.3では「呼吸を利用したストレッチ」についてご紹介していきます。ぜひ今後の記事もチェックして、デスクワークによる肩こりを改善していきましょう!

Vol.2:[具体的な呼吸方法はこちらから!]


Vol.3:[呼吸を利用したストレッチはこちらから!]

2025年6月7日 更新


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