「ぎっくり腰になってすぐ施術を受けたのに、あまり痛みが変わらない…」
「マッサージを受けたときは少し楽になった気がしたのに、翌朝また動けなくなった…」
そんな経験はありませんか?
「せっかく施術を受けたのに意味がなかったのでは?」と不安になりますよね。しかし、実はこれ、施術の効き目が悪いわけでも技術不足なわけでもありません。
その痛みが変わらない背景には、体が傷を治そうと全力で炎症を起こしている「ピーク状態」が関係しています。
※もちろん、状態によっては直後からスッと楽になるケースもあります。
この記事では、ぎっくり腰の直後に痛みが引かない理由や、発症から数日間の正しい過ごし方を分かりやすく解説します。
1. ぎっくり腰の直後、施術を受けても痛みがすぐ変わらない理由
発症直後から数時間は、筋肉や関節の傷口から「炎症物質」が出続けている状態です。
※炎症のピーク(約24〜48時間)
例えるなら、「家の中で火事が一番激しく燃え盛っている状態」。
この燃え盛っているタイミングで、無理に痛みをゼロにしようと強く揉んだり、無理やり大きく動かしたりするとどうなるでしょうか?
炎症を起こしている組織にさらなる負担がかかり、かえって「火に油を注ぐ」ことになりかねません。
急性期の体は非常に敏感です。無理なアプローチは、体を守ろうとする防御反応(筋肉の緊張)をさらに強め、痛みを長引かせる原因になってしまいます。
2. この時期に一番大切なこと
では、激痛が走る発症直後の時期に、最も優先すべきことは何でしょうか?
それは、「無理に痛みを消すこと」ではなく、「炎症の拡大を防ぎ、回復を最短にする環境を整えること」です。
焦って何度も強い施術を繰り返すよりも、まずは体の内側の火事を鎮めることが、結果的に一番の近道となります。
3. 【急性期】ぎっくり腰になったときの正しい過ごし方3選
手をつかないと体を支えられないような激痛があるときは、次の3つを意識して過ごしましょう。
① 無理に動かさず、安静第一
痛みを我慢して普段通りに動こうとするのは禁物です。まずは楽な姿勢で体を休めましょう。
おすすめの姿勢:横向きになり、膝の間にクッションや枕を挟む姿勢が、腰の筋肉が緩みやすくラクになります。
② 痛む場所をしっかり冷やす(アイシング)
熱を持っている患部を冷やすことで、炎症の広がりを抑え、神経の興奮をしずめることができます。保冷剤や氷嚢(ひょうのう)にタオルを巻き、痛む場所に当てて冷やしましょう(※冷やしすぎには注意してください)。
③ 「今日〜明日がピーク」と知って焦らない
「この激痛がずっと続いたらどうしよう…」という不安や焦りは、実は体の緊張を高める原因になります。
「今は炎症のピーク(約24〜48時間)だから、ここを乗り切れば落ち着いてくる」と正しく知るだけで、心の負担も軽くなります。
4. ピークが過ぎれば、施術の効果が一気に高まる
約24時間〜48時間の炎症のピークが過ぎて、体の中の「火」が落ち着いてくれば、過剰に緊張していた筋肉や神経も自然と緩んできます。
このタイミングを迎えてから施術を行うことで、施術の効果を何倍も実感しやすくなります。
急性期のピーク:安静と冷却(炎症の拡大を防ぐ)
落ち着いてからの時期:施術(鍼灸など)による本格的なリカバリー
このように、「今、自分の体はどういう状態なのか」を正しく把握することが、一番早い回復への近道です。
まとめ:不安なときは無理せずご相談を
ぎっくり腰の直後は、施術ですぐに痛みが軽くなるケースもあれば、炎症がピークのために時間がかかるケースもあります。どちらであっても、焦る必要はありません。
とはいえ、動けないほどの激痛や、しびれが伴う場合など、自己判断では不安なことも多いはず。無理をして悪化させてしまう前に、まずは落ち着いてご相談くださいね。
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